スパイシーワルツ

2017/07/06   -東方, 風見幽香

「ぎゃー!」  八雲紫の珍しい悲鳴が、彼女の住処にこだまする。風見幽香は嬉しくなって、さらに関節を締め上げる。 「ギブギブギブギブ!」  ちなみに、幽香はタップをされると嬉しくなって、もっと力を入れる …

一撃死の美学

2017/07/04   -東方, 風見幽香

 彼女は、強くなるために努力をしたことがなかった。強者ばかりの世界で生きて、時には泥を噛み、煮え湯を飲まされてきた。それも遠い、本当に気の遠くなるくらい昔のことだ。今や他に知る者もほとんどいない。   …

誰からも好かれず、誰からも愛されず

 誰からも好かれず、誰からも愛されない。  それは私のことだ。メディスン・メランコリーのことだ。  私は孤独に生まれた。きっと孤独に死ぬのだろう。生きとし生けるものは皆そうだと言う。  しかし、私は本 …

晒し首

2017/07/02   -東方, 風見幽香

 風見幽香は不快だった。自分の縄張りの中に、それが設けられているのを知ったからだ。現れたのは半日前であることはわかっていた。その程度の知覚くらい、彼女には余裕である。  最初は間抜けな妖怪が紛れ込んで …

贈り物

2017/07/01   -東方, 魂魄妖夢

 魂魄妖夢のおっぱい揉みたい!  それを最初に提唱したのは誰だっただろうか。おそらくは人里の善良な一住民だったと思われる。何かにつけて幻想郷にやってくる彼女に、密かな人気が急上昇。ついに彼女との「出会 …

寂雨

2017/06/30   -東方, 魂魄妖夢

 雨が降っている。音もない雨。何だか寂しくなってくる弱い雨だ。霧雨とは違う。もちろん驟雨とも違う。静かに消え入りそうに降る雨。このまま私という存在が消えてしまうのではないかと思い、ちらりと横を見れば、 …

改良計画

2017/06/29   -東方, 河城にとり

 河城にとりが相談を受けたのは、犬走椛との大将棋が一九二手目に達した時のことである。 「近頃、どうにも困っている」  椛はにとりを見ず、盤面を睨んだままに言った。 「へえ、あんたが困るってことは、また …

剣豪伝説

2017/06/26   -東方, 魂魄妖夢

 幻想郷とそこに繋がる世界とを合わせた時、剣の使い手として最も強いのは誰か。  そのような問いが、市中を賑わせた。始まりはどうしてそんな話題に至ったのかということだが、これがよくわかっていない。もっと …

我執

2017/06/25   -東方, 魂魄妖夢

 私が植え込みのそばを通りかかった時、その少女はもう死に絶えそうだった。まだ十代かそこらに見えるけど、この世のすべてを恨むような眼光と、服の破けた箇所からわかる鍛えられた肉体が特徴的だった。きっと外か …

善良なる人

2017/06/24   -東方, 魂魄妖夢

「ある善き人が、幻想郷にいた」  そこまで書いて、魂魄妖夢は筆が進まなくなった。彼女なりの手習いとして物語などを綴ってみようと思ったのだが、いきなり二行目から書き継げなくなってしまったのだ。こうした創 …

2017/07/26

うつくしいひと

2017/07/25

覇者の時代

2017/07/24

消えゆくもの

2017/07/23

暴君

2017/07/17

発火点

 2017年博麗神社例大祭では2種類の新刊が出ます。
 どうぞよろしくお願い致します。