東方 蓬莱山輝夜

乳の衝動

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「おっぱい揉みてぇ!」
 私は高らかに宣言した。
「よって、早急におっぱいを差し出せ」
「自分のを揉めばいいじゃない……」
 永琳め、なんということを言うのだ。自分のおっぱいで我慢できないから宣言したんじゃないか。パンがないからブリオッシュを食べられるわけじゃないんだ。
「イナバ!」
「私たちのおっぱいは貧相です!」
 呼ばれて出てきたのは鈴仙・優曇華院・イナバの方のイナバ。
「知っとるわ! よって、揉み甲斐のある乳を拉致してこい!」
 私はイナバをどごんと蹴り出し、居間の中心にどっしりと構えた。風林火山。動かざること風とか林とか火とか山とかの如しって慧音が言ってた。まさに不動心というわけだ。とくとご照覧あれ。
 いつぞやの異変では、吸血鬼が安楽椅子探偵に扮したという。
 ならば、私も安楽椅子乳揉みを演じても良いのではないか?
 そう、決めた。
 私が、決めた。
「連れてきました!」
 第一おっぱいの到着である。
「カモンおっぱい!」
「また頭が沸いてるな……」
 妹紅じゃねーか!
「もこぱいなんざ食い飽きたわ! 他を連れてこい、他を!」
「何が食い飽きただ! 食わせた覚えはないわ!」
「本当だってーの! 親の顔より見たおっぱいだってーの! ズルして楽して揉み邦題だってーの!」
「輝夜・ゲレロにはおしおきが必要か」
「やるんか! 妹紅なんざ私にかかればぺぺぺのぺーだわ!」
「輝夜なんざ私の前ではどぅどぅどぅどぅーだ!」
 かくして始まる私と妹紅の千日戦争!
「はいはい、家の中で暴れるのはやめましょうね」
 私と妹紅にエルボーをかます永琳! こいつが一番情け容赦ない!
 かくして、私のスーパーおっぱいバトルはいきなり頓挫した。
 だが、見ているがいい。いずれすべてのおっぱい欲を満たすためのおっぱい戦争がおっぱじまるのだ……。
 まさしくすべての乳揉みを終わらせる乳揉み。
「はいはい」
 妹紅と一緒に永琳に引きずられながら、私はただ未来への野望をたぎらせるのだった。

-東方, 蓬莱山輝夜

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